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October 20, 2005

料理の記憶

My favorite booksを二冊アップしました。二冊とも、中華料理の本です。中華料理は私にとって、和食と同じくらい馴染みのあるものです。父が中国東北部の出身ですので、幼い頃から、普段の食卓にごく普通に中華料理が並んでいました。自分が料理をするようになったときに、自ら買い求めた料理本も、やはり中華料理だったわけです。

私の家では大晦日に家族全員で水餃子を作ります。皮は主に父の担当。子供たちが具を包んで、母が茹でます。手作りの皮を食べたら市販のものはとても物足りなく感じます。どちらかというと、むしろ皮が主役なのです。水餃子を食べるとき、ご飯はほとんど食べません。主食(皮)とおかず(具)を兼ねているからです。父は若かりし頃、小麦粉1斤分の餃子を食べたものだと言います。だから我が家で作る餃子の数は、とても多いのです。日本人の友達数人の会話で、「餃子焼くけど、何個食べる?」「私は5個にする~!」「私は3個~!」って言ってて、心底びっくりしたことがあります。とてもじゃないけど、「15個~!」とは言えなかった。

両親が共働きだった頃、平日は祖母がご飯を作ってくれましたが、日曜の朝は仕事が休みの母の担当でした。今思うと、休みの日くらい休ませてあげたかった・・・母は子供のために本当に一生懸命してくれてたんですね。。。その母が作る日曜の朝ご飯は、おかゆ、お餅(あるいは、お赤飯)を卵で包んで焼き、熱いうちにお砂糖を振りかけたもの(フレンチトーストみたいな感じ)、卵とトマトの炒め物、などでした。どれも本当に美味しかった。これって、普通の日本の家庭では、食べないものもありますよね。だから、自分の食べ慣れた料理が中華料理だと気付いたのは、実はけっこう大きくになってからです。

一人で暮らすようになって、自分で料理をし始めました。今でもよく母に電話をして、あれってどうやって作るんだっけ?あれは何を入れるの?などと、あれこれ尋ねます。祖母が健在だった頃は、祖母にもよく和食の作り方を尋ねました。祖母の和食も本当においしかった。一升瓶のお酒やお醤油を、目分量で直接おなべに注ぐ手馴れた様子は、子供心にもカッコイイ!って思ったものです。

料理の記憶は、作ってくれた人の愛情を再確認させてくれます。祖母と母の料理は全く違うものですが、私はその両方を味わいそして受け継ぐ幸運に恵まれました。父は大学教員になる前、中華料理のお店を経営していましたから、父の作る餃子やチャーハンも美味しい。姉はとても食いしん坊で、母に似て料理上手でしたから、アメリカに行く前によく作ってくれた姉の料理も大好きでした。そう思うと、私、とても幸せですよね、家族みんなに作ってもらって。。今度は私が皆を食べさせてあげる番かもしれません。その時が来るまで、たくさん作って腕を磨いておきますか!

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Comments

TOKIさん、来ていただいてとっても嬉しいわ~~~♪♪
水餃子は手作りが一番美味しいですよね☆粉を水でこねるだけなので、皮もぜひ挑戦してください。
そうそう!作ってもらえることの幸せは、作る側になって初めてわかるのよね~~。愛情入りのご飯は元気になれます☆

Posted by: えり | October 23, 2005 at 08:33 PM

こんばんは~
こっちでは、初コメントで、ちょっと緊張ですが・・・(^_^;)

読んでて、やっぱり~~って思いました。
以前に近所の中国の留学生に、手作り餃子をおすそ分けでいただいたんですけど、やっぱり皮が主役って感じで、うちらがなれてる餃子とは違って、とっても美味しかったです♪
今度、本場の味の作り方を教えてもらおう!!

作って美味しいって言ってもらえるのも幸せだけど、自分の為に作ってもらえるだけで、幸せよねぇ~~~(* ̄∇ ̄*)

Posted by: TOKI | October 21, 2005 at 08:13 PM

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